火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

教育

「将来の納税者を育成する」という思想のない国

どの本だったか思い出せないのだけど、石井光太さんの本の中で 「教育の目的って何でしょう?」 という問いに対して、福祉施設の職員の方が 「税金を納められる大人に育てることです」 と答えていて、あれは今考えても良い返しだったな、と思ってます。 「税…

広報の大切さ

帰省しているので、朝食の時間に家族と一緒に朝ドラを見ているのだけれど、国立科学博物館のクラウドファンティングの成功に対して togetter.com togetter.com 「クラウドファンディングが成功したことは、喜ばしいことだけど成功したことで『博物館や美術館…

核融合に関する有識者会議に専門外のタレントを有識者として選ぶ文部科学省

ノーベル賞受賞者が受賞会見の度に、この国の研究環境への危機感を訴えるのが恒例になっているような気がしますが、これを見たら何故いつまてたってもそういう状況が改善されないのか分かりますね。togetter.com 文部科学省が主催する核融合に対する有識者会…

アメリカの教師不足

教員不足が深刻化するアメリカで「条件を満たした退役軍人に5年間教師として働くことを認める法案が可決された」というニュースが流れてきまして。 「落ちこぼれゼロ法」の成立以来、アメリカの公教育がガタガタになっているという話が流れて久しいけれど、…

AV新法反対運動と商売としてのフェミニズム

AV新法反対団体の主張が、ずいぶんと原理主義的で「フェミニズムの皮を被った宗教右派」との評価が出るのは不思議ではないのだけれど、なんで現実を見ないでこういう方向に流れるのだろう?と思っていたら、こういう広告が流れてきたので、そうかこういった…

内閣府男女共同参画局が主催する研究会が毒蝮三太夫に劣ること

中川翔子さんが内閣府の研究会での「『壁ドン』教育」提案について、「すごく気持ち悪い」「犯罪スレスレ」と語っておりまして。 中川さんの反応は、そりゃまあ、こういう反応は出るよねえという感じですが、こういう反応が当然でてくるのが分からない人達が…

子どもは、本当に辛いことは隠す

子供の虐待発覚が難しいのは「子供は隠す」からなんですね。 これは日本の貧困が見えにくいのと同じ理由だと思うけれど、子供にもプライドがありますから、家が貧しいとか、自分が親から愛されていないとか思いたくないんですよ。(厄介なことに虐待されてい…

多様性と全体主義

とあるところで多様性の厄介さや、多様性の持っている闇とそれを見ないでいることの怖さなんてことを聞く機会がありまして。 多様性を認めないで一つの方向を向いていた方が楽だけれど、では何故それでも多様性を求めるのか。多様性の持つ面倒さとその面倒さ…

中山防衛副大臣、自分の無知と能力の無さを世界中に晒して日本の危険を増やす

この発言知った時は唖然としました。 あなたならどうしますか?ある日突然24時間で300発以上のロケット弾がテロリストによって撃ち込まれ、愛する家族の命や、家を奪われたら。 イスラエルにはテロリストから自国を守る権利があります。最初にロケット弾を一…

「教師のバトン」が見せた意識のギャップ

「萩生田文科相が目指す『令和の教師像』とは?」というインタビュー記事が流れてきたけれど、その前に複数の人が書いた「教師のバトン」炎上記事についての解説記事を読んでいたから、ここまで危機感がないのも凄いなと思いました。 www.fnn.jp 「教師のバ…

文系情報発信者の科学知識不足

しかし、こういうのを見るとメディアのコロナ報道にトンデモが目立つのは「知識がなくて専門家の言うことが理解できなかった説」の信憑性が増すなあ。( ̄O ̄;) どうも原発絡みで議論があって、そこからどれだけその記事に信頼性があるのか?という文脈で出て…

誰を最初の師とするのか。

こういう時ですが今年はなかなか機会がなかったし、やっぱりお話お聞きしたいし、と馬淵さんのセミナーに行ってきまして(薫さん、こういう時の主催ありがとうございます!) 年の最後に本物のプロのお話を聞けるっていいなあ。さすが専門家!一流のプロフェ…

若者自身の経済状況で給付奨学金の支援が受けられるようになりました。

あら、これは大事!*\(^o^)/* 今みたいにロクにアルバイトもできない状況だと親に頼れない学生にとっては蜘蛛の糸ですよね togetter.com これ発信している人は共産党の議員さんらしいけれど、どの党の議員が発信しているかに拘るよりも大事な情報は共有され…

ワンオペ育児が与える社会の損失

カネカの炎上と togetter.com 練馬の事件が togetter.com ほぼ同記事に起こったので、ワンオペ育児の負担が分からない世代は、どうして炎上したかは分からないだろうし、ワンオペ育児の弊害をこれでもか!と見せられた世代は、同じ轍を踏まないように家庭を…

新元号に関する陰謀論について

新元号に関して、あまりに的外れな記事やズレた政治家の発言が多いので、歴史や日本文化についてこれほど無知な人が多いのかと、ちょっと唖然としてしまいました。 いや普通の人が自分の興味がないことについて知らないのは別にいいのだけど、記者と政治家て…

女子医学生の海外流出

朝のニュースで受験の話が出ていまして。不正入試が発覚した大学の受験者数が激変した(当たり前だ)そうですが、それは話の枕に過ぎなくて、本題は東欧の医学部を目指す女子受験生が増えているという話でした。 以前、何かで旧ソ連(ロシアだったかな?)で…

教育の力

Room to Read JAPANのRoom to Read サポーターズナイト 企業CSRとカンボジア女子教育プログラム報告に行って来ました。 Room to Read は「子どもの教育が世界を変える」の信念のもと、識字教育と女子教育のプログラムを提供しているNGO団体で、年に一回プロ…