火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

社会

お雑煮の地域差に見る多様性

「日本の多様性は食に現れる」という言葉をお聞きしたのですが、これを見ると凄く納得しますね。 昔だとこういう調査には凄く手間と時間がかかったのでしょうけど、呼びかけ一つで全国から写真付きで情報が集まってくるなんていい時代になりましたね。 toget…

名称変更から見える政治家としての差

それにしても地味だの、発信力がないだの散々メディアには叩かれたけれど、実務に関しては菅さん有能だったんですね。 官房長官時代、若手議員が子ども虐待が官庁間の役割の隙間に落ちてしまっている現状と、それを解決する為に包括的に子どもに関する問題を…

こどもの幸せよりも票田の方が大事な人達

そういえば、「こどもの虐待防止対策イベント」で身体虐待以外の虐待についても触れられておりまして。 虐待というと身体虐待を思い浮かべる人が多いでしょうけど、(同じく身体繋がりで性虐待も連想する人は多いかな?)、虐待は色々種類があって、その中に…

こども庁名称変更から見えるダメなおじさんの典型

それにしても、「こども庁」から「こども家庭庁」への名称変更、今までのやり方がダメだったから、そこを反省して、どうしたら上手くいくか分析して、状況を打破し改善する為の新しいものを創ろうとする時「いやいやいや、今までにもいいところがあったでし…

貧困ビジネスの元締めとしてのパソナ会長

竹中さんへの批判記事の中にこういう言葉がありまして。 《竹中平蔵は弱者切り捨て論者なんかじゃないよ、弱者に捨てるところなしとばかりに搾取する弱者搾取論者だよ》 《弱者切り捨て論者じゃなくて弱者製造して弱者からさらに搾取しようとする側の人。切…

どの立場から見ることで変わること。

東洋経済の竹中平蔵さんのインタビュー記事が予想通りの反応になっていますね。 「私が『弱者切り捨て論者』というのは誤解」と竹中さんはインタビューで答えていまして。 toyokeizai.net実際竹中さんは自分が弱者を切り捨ててるつもりはまったくないし、自…

子どもは、本当に辛いことは隠す

子供の虐待発覚が難しいのは「子供は隠す」からなんですね。 これは日本の貧困が見えにくいのと同じ理由だと思うけれど、子供にもプライドがありますから、家が貧しいとか、自分が親から愛されていないとか思いたくないんですよ。(厄介なことに虐待されてい…

「子ども虐待防止策イベントin神奈川」

平塚で開催された「子ども虐待防止策イベントin神奈川」に行ってきました。今は、為政者でなく民の方が「これは、なんとかせなあかん」と思う時代なんですねえ。これ企画したのは普通のお母さんですものねえ。ライターの今一生さんが虐待について記した著…

声なき悲鳴が聞ける為政者のいる国、いない国

「ピアノで巡る世界聖地巡礼の旅」という舞台を観た後に、オンラインで「児童養護施設長殺害事件ー児童福祉制度の狭間に落ちた『子ども』たちの悲鳴」読書会に参加するという結構濃い一日を過ごしまして。 児童養護施設 施設長 殺害事件-児童福祉制度の狭間…

財務省とスペックを見ずに低価格PCを選ぶ高齢者は同じ。

前田利家といえば加賀百万石の祖。その妻まつ夫人といえば賢夫人で有名で、どのくらい賢夫人かというと、前田利家が末森城を攻められて苦境に陥った時にポンと袋を渡して 「この銭に槍を持たせて戦わせてはいかがです」 との一言で、思わず刀を抜こうとする…

「子育て罰」とこども庁

「子育て罰」を読み始めたのだけれど、冒頭の「票取り道具としての『こども庁』でいきなり読む気が失せて困ってる。 子育て罰~「親子に冷たい日本」を変えるには~ (光文社新書) 作者:末冨 芳,桜井 啓太 光文社 Amazon 思わず著者のプロフィールを確認しち…

多様性と全体主義

とあるところで多様性の厄介さや、多様性の持っている闇とそれを見ないでいることの怖さなんてことを聞く機会がありまして。 多様性を認めないで一つの方向を向いていた方が楽だけれど、では何故それでも多様性を求めるのか。多様性の持つ面倒さとその面倒さ…

選挙の結果が出ましたね。

選挙結果が出ましたね。 選挙前に立憲と共産がポカをやって若年層にそっぽを向かれていたから、ここは票を落とすだろうなと思っていたけれど、維新に流れるとは思わなかったですね。 国民民主が増えたのは、選挙公約が出た頃から 「今回の国民民主の経済政策…

岸田総裁就任

これ、総裁に決まった後纏められていたものだけど、なにか可愛かったの。 狙ってやったのかもしれないけど、総理に就任した日に 「帰宅すると、妻の裕子がお好み焼きを作ってくれていました。インスタライブで私が、『妻の作ってくれるお好み焼きが大好きで…

親ガチャはいつから格差を意味する言葉になったの?

「親ガチャ」論争というのがあるらしいのですが、言い換えることで、その言葉が意味するものを軽くするという意味では「親ガチャ」って「援助交際」や「パパ活」と同じカテゴリに分類されると思うけれど(あと、「いじめ」もそうか。「きちんと『脅迫』とか…

「これは嫌だ」と拒否する力

今月も古事記講座がありまして。今回も深い話だったので、理解する為に整理して纏めないとな、と思っているのですが、その前にちょっと連想したことがあったので書いてみます。 「拒否」これが他の国にはない日本の人間力だというお話をお聞きしたいのですが…

中山防衛副大臣、自分の無知と能力の無さを世界中に晒して日本の危険を増やす

この発言知った時は唖然としました。 あなたならどうしますか?ある日突然24時間で300発以上のロケット弾がテロリストによって撃ち込まれ、愛する家族の命や、家を奪われたら。 イスラエルにはテロリストから自国を守る権利があります。最初にロケット弾を一…

理不尽には抗う 

「デンデラ」が無料公開されていると知っておおお!と喜んでしまった。 知った人達のこの盛り上がりがうんうん、納得出来てしまうんですよね。 なに!?デンデラ観たことがない!?今すぐ観な!!!! 山に捨てられたババア50人が必死にサバイブしながら、捨…

ヤングケアラーという形の虐待

これも虐待の一種だと思うけど、とくに女の子だと「家族の為に」「親孝行」という美名の元に当然のことだと思う人もいるのでしょうね。 www3.nhk.or.jp しかし、母親には 「お父さんは海外、私も日中働いているのよ。介護をできるのはあなたしかいないでしょ…

「教師のバトン」が見せた意識のギャップ

「萩生田文科相が目指す『令和の教師像』とは?」というインタビュー記事が流れてきたけれど、その前に複数の人が書いた「教師のバトン」炎上記事についての解説記事を読んでいたから、ここまで危機感がないのも凄いなと思いました。 www.fnn.jp 「教師のバ…

公務員がマタハラされる国

これで、この国の少子化が何故止まらないのか分からない人がいたら嗤う。 そういえば以前京都でハローワークの職員が大量に雇い止めになったことがニュースになっていましたね。 この国は、本当に面白い冗談が好きな美しい国ですね news.yahoo.co.jp 昔は公…

札幌地裁の判決と無戸籍時問題

札幌地裁の同性婚不受理は違憲裁判で憲法24条に違反するか否かが問われていたの、そういえば無戸籍児童の問題でも民法772条が憲法24条に反しているから不法だと問われていたなあと思い出したりして。 www3.nhk.or.jp 「子どもは『家』のもの、『夫』のものと…

キッズラインの補助金返還要求と鈴木亘教授のセーフティネット論

ベーシックインカムについての記事が流れてきたのだけれと、提案者の名前を見て、 「ああ、保育園について散々『既得権益』だと攻撃した鈴木亘さんか。2000年代にこの人がどんな記事を書いたか忘れていないからな。 この人が主張を真に受けると保育園同様、…

キッズライン 補助金返還要求へ 無届けシッター75人

遅ればせながら政府がキッズラインに補助金返還要求をしたのはいいですね。規制緩和で 「今までできなかった保育ができる。これで子供達と親御さん達に新しいことができる」 という良識的な事業者 と「補助金ザクザクおいしいです」 という悪質な業者をひと…

中村哲の声が聞こえる

「中村哲の声が聞こえる」というアフガニスタンで中村先生と一緒に働いたワーカー(日本人ボランティア)のその後を描いたドキュメンタリーを見まして。 冒頭はU2の日本公演でボノが「Bad」を演奏前に 「一瞬でいい、皆の思いを寄せよう。僕らはこうしてここ…

クリスマスケーキとクレーマー

郵便局が届けたクリスマスケーキがぐちゃぐちゃになっていたので郵便局員に 「裸で謝りにこい」 と怒鳴りつけたTwitterが話題になっているけれど、生ケーキの発送なんて製菓店が 受ける筈はないから、これ個人から個人へと送ったやつなのかな? この写真だと…

ロジスティックスの大切さ

空爆下の食糧配布の話、これロジスティックの大切さを示す話でもありますね。 物があってて、それを求める人がいても、求める人のところに運ぶ手段がなければ役に立たない。 東日本震災の時もヤマトや佐川などの宅配便の人達やトラックの運転手、貨物列車に…

中村先生を偲ぶ会

今月の古事記講座の後、どんなものにも正と負両方存在するよね。不安に追われたり、日々の生活に疲れて視野が狭くなっていたりするとあっさり負のオオトノジに引き寄せられたりするよなあ、などと思ったりもしたのですが、そういう時ちょうど東京でも中村先…

知識がなくても医療ジャーナリストを名乗れる

こういう人が医療ジャーナリストを名乗って、不安感を煽っているのだから、そりゃ正しい情報が伝わりにくくなるよなあ。( ̄O ̄;) togetter.com 彼は感染学の専門家ではないです。殆ど研究業績もありません。 」 ポリオ根絶、新型インフルエンザ対応、SARS対…

イランで忍者ブーム

イランで忍者ブームだそうで。こういう記事はどこか楽しい。(^◇^) イランでは忍者の道場まで誕生している。しかも、その歴史は意外と古く1989年からあった。今では数万人が忍者の訓練をうけているとされており、しかも、その多くが女性になっている。 イ…