火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

ワンオペ育児が与える社会の損失

カネカの炎上と

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練馬の事件が

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 ほぼ同記事に起こったので、ワンオペ育児の負担が分からない世代は、どうして炎上したかは分からないだろうし、ワンオペ育児の弊害をこれでもか!と見せられた世代は、同じ轍を踏まないように家庭を共同経営しようとするわ、と思いました。

練馬の事件、あの年代で、あの立場ならワンオペ育児で家庭を妻に任せきりだった、と考えるのが自然でしょうね。

時間がなくても、なんとも家族とコミュニケーションを取ろうとする人もいますけどね。
あの年代だと
「家のことは女の仕事!そんなことは、いちいち俺に報告するな!」
という人は多かったのじゃないかな?

孤立した育児はヒステリックになりやすいですしね。エッセイで子供に怒鳴りつける自分に嫌気をさしたお母さんが夫(インドの大家族育ち)に
「あんたの小さい頃はどうしていたの?」
と聞いたら
「悪いことをしたら、お母さんとお兄ちゃんに怒られる。

おじいちゃんやお父さんに諭される。

おじちゃん達に笑われて、おばあちゃんやおばちゃん達に慰められる。

一緒に住む従兄弟達に励まされる。

私、末っ子だったから皆に可愛がられたね」
と応えられて
「あんたの子供時代は参考にならん!」
と怒ってましたが、怒っている人は、実母と同居、自営業の夫は子煩悩で子供と遊ぶのが大好き、ご本人の仕事柄多くの人が出入りする家という環境なのですよね。

ご本人も別のエッセイで
「うちは役割で言えば、母がお母さん、私がお父さん、夫が孫に甘いおじいちゃん」
と描いてましたから、お母さん一人が子育てを抱える環境じゃないのですよね。

そういう人でも

「子供を育てる役割を大勢の大人が分散して担っているインドの大家族の子育ては自分の子育ての参考にならない」

と書いているのだから、ワンオペ育児の人の負担は相当だろうな。

子供に関することって、いいことも悪いことも長い時間をかけてみないと結果が分からないことがありますね。