この頃ニュースで氷河期世代の救済策に予算を割くという話題を流しているけど、先日流れていた出生率過去最低というニュースと合わせて考えると大変味わい深い。
就職氷河期世代で、第二次ベビーブーマー世代とほぼ被っていて、出生率改善の最後のチャンスがこの世代って言われてましたよね。
V時回復を目指すなら、この世代の時に手を打っておかなければいけなかった、と。
政策ミスって、後からボディブローのようにだんだん効いてくるところが怖いなあ。
20年前政策ミスをしなかったら、現状は変わっていたのかしら?
産まない理由をあれこれ詮索している間に、産めない理由に思い至らなかったのかしら?そういえば昔、噂話で
「夫婦二人とも子供が欲しかったけれど、夫側の収入が不安定だったので、『妻が産休に入ってしまうと生活がどうなるか心配だよね』という理由で子供を持つのを我慢していたカップルが、夫が無事転職して収入が安定し『これでようやく安心して子供がもてるね』と喜んだのだけど、今度はなかなか子供ができなくて不妊治療をして頑張っている」
という話を聞いたなあ。(「世の中なかなかまなならないよね」と話してくれた子は同情的だったなあ)
2000年代には、既に「将来の消費者潰してどうするんだ?」という意見があったと思うけど、政策ミスのリカバリーって対処するのに時間がかかりますねえ。
現状を正しく見ていた人の危惧を無視して、メリットしか見てない人の言葉に動かされるって太平洋戦争開戦時でもありましたね。
歴史は繰り返される。いいところにも悪いところにも、その国の特徴がでますね。