火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

日経新聞には見えないもの

ネットで「キッズライン」と検索すると「信頼の○○」マッチングではない会社雇用です。と出てきて、ああキッズラインのおかげでまともなベビーシッター会社は迷惑を被っているんだろうな、気の毒に。(;_;)

メディア受けや経済学者受けする経営者や会社より、地道に顧客に向き合って子供と親御さんの信頼に応えている会社の方が社会にとっては有益だけど、営業利益だけで判断する人にはそれが見えないんだろうな、と思ってため息をついてしまいました。

 

キッズラインのわいせつ保育士みたいな問題がある人ばかりでなく、あの事件にショックを受けて会社の対応への不信感と今まで信頼関係を築いてきた顧客への申し訳なさに頭を抱えた人だっているのに。

「闘う経済学者 改革は忖度なし 保育園もホームレスも」と鈴木教授を持ち上げてきた人達には見えないでしょうね。そうやって持ち上げた結果が真っ当な保育士と保育園、ベビーシッター会社にどれだけ迷惑をかけてきたのかを。

 

まあ被害を受けるのは子供だから、持ち上げてきた人には関係ないよね。

もっとも受けた被害を癒すのには何年もかかる場合は多いので(だってスクールセクハラだって、被害者が声をあげるまでに10年、20年かかるという話はざらで、被害者が「ずっと苦しんできた私の‘時間を返してくれ。あの思い出は私を苦しめて恋愛にも結婚にも消極的にしかなれなかった」と口にするのも珍しいことではないですしね)、子供が受けた傷が巡り巡って社会に影響を与えるということは考えられるでしょうね。

子供時代に虐待やいじめを受けた人が過去の思い出に苦しんでメンタルを病むことや、それが原因で就労できなくて生活保護に頼らざるを得なくなったという話も聞くし。

普通に社会生活を営んでいても、人間不信が残っているから恋愛には積極的にはなれないと言う人も、結婚はするけど怖いから子供は作らないと決めていると言う人もいるしなあ。

ほんと子供にしたことは巡り巡って社会に還ってきますよね。