火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

公務員がマタハラされる国

これで、この国の少子化が何故止まらないのか分からない人がいたら嗤う。

そういえば以前京都でハローワークの職員が大量に雇い止めになったことがニュースになっていましたね。

この国は、本当に面白い冗談が好きな美しい国ですね

news.yahoo.co.jp

昔は公務員て女性が結婚して子供を育てながら仕事を続けられる数少ない職業の一つだったんですよね。

よしながふみさんの「愛すべき娘たち」の中で、中学時代の思い出のシーンで

「私、将来は公務員になる。公務員は結婚して、子供が生まれても働けるってお母さん言っていたもの」

 と主人公が話していましたね。まあ、あの話のお母さんが若い頃は、石を投げれば非正規公務員だの、過重労働で心身ともに壊れた公務員だのに当たることはなかったでしょうしね。

 

 Aさんは、自治労かながわ県職労に加入して神奈川県と交渉しているが、県の担当者は交渉の場でも「民間であれば法違反であることは承知している」とも述べている。

 神奈川県は、県下の事業所に対しては、「マタニティ・ハラスメント、パタニティ・ハラスメントのない職場づくりを神奈川から!」(県HP)「働き続けたい女性のために」「応援します!ワーキングマザー」と相談・カウンセリングなどの事業を実施しているのに、他方で、自ら任用する職員の労務管理に対してはこれを反映せず、マタハラ・雇止めを行っているのだ。

 本来であれば、模範となるべき神奈川県が、民間では法違反であること承知しながら、平然と行い、10年以上勤続してきた労働者の雇用を平然と打ち切るとは、異常である。

 そして、上記の法の不備がある(公務員の壁・非正規の壁)ため、Aさんのように、妊娠・出産などを契機に雇用を奪われる非正規公務員は、神奈川県以外にも多数存在するのだ。