火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

 ヴァレンティの動画製作スタッフは11歳の少年に解説できるのか?

 ヴァレンティの炎上キャンペーンがあった後にこれを見つけるともの凄くタイムリーだなあという気がしますね。

togetter.com

あの動画、「この詩を11歳の少年に伝わるように解説できる人だけが草迷宮のオマージュを作りなさい」で、あの炎上動画を「草迷宮をインスピレーション源として」と言われるとまったく納得できないんですよねえ。

あの動画のいったいどこが草迷宮だというんだ。どの考えても、あれを作ったスタッフ達が、この詩を自分なりの解釈でいいから11歳の少年に伝わるように解説できるとは思えないんですよね。

語れる言葉を持たない人が「クライアントの求める日本」を求めて「かつて外国で上映されて評価を得た映画」の中から題材を選んで大失敗したという気がしますね。

これ児童書なんだけど、この寺山修司の詩を「どういう意味?」と聞かれても、私には上手く答えられなかった。 11歳にも伝わる解説、大募集。

 

私が感じた事を全く言語化できなかったので、リプ欄と引用を息子と読んで感動してます。息子もいつかこの詩の意味がわかる日が来るのかもしれませんが「読む人によって、こんなに違うんだね」と驚いていたのでそれがわかっただけでも良かったと思います。Twitterって凄い…

 

息子と共有しました。あえて解釈は見せない方が良いのではないかというご指摘も確かにその通りなのですが、結果的に見せて良かったです。

息子は今日、一つの詩にこんなに色んな解釈があって正解はなくていいんだということ、また、自分の中でも解釈は変わっていくものだと知り、衝撃だったようです。

 

そして何より、親切な大人達が自分の為に(と息子は思ったようです)こんなに沢山リプや引用をくれた事にすごく感激していて、私がそれらを読み上げると真剣に耳を傾けていたし、最終的に

「今の僕はこう思うけど、きっと考え続けると思う」

と言っていました。素敵な一日でした!有難うございました!

  

 

本当は、などと言っても仕方ないんだけど、本当は詩を説明するなんて野暮なんですよ。なら最初から詩にしないで説明すればいいんですから。

いまだ名付けられていない感覚や感情をなんとか人に伝えようとするとき詩が必要になるんですよ。