火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

書店閉店

家の近くの書店に「1月閉店」の張り紙が出ていて地味にショックを受けています。近くに大学があるせいか、学生も割と多いところだから、この街から書店が無くなるとは思わなかったのですよ。

ちょっと頑張って歩いたら、隣の街に書店はあるし、住んでいる沿線のターミナル駅には書店があるから、それほど困らないと言えば困らないのだけど、よくある売れ筋のビジネス書やベストセラーの一般書だけを置いてあるタイプの書店ではなく、工学系自然科学系から歴史美術系までバランスよく揃えているシナ揃えの良い書店だった他のなあ。

ネット書店は便利だけれど、本はなるべく書店で買うようにしよう。やっぱり無くしたくないものは無くならないように買い支えないと行けませんねえ。

今更な話だけれど、フェイクニュース陰謀論に踊らされる人はこれから更に増えるでしょうね。近くに書店はない。図書館はない。情報収集する手段はネットだけという人は増えていくでしょうし。

これ大都市圏の人にとっては他人事、とはならないでしょうね。大都市圏でもどんどん書店は無くなっているし。図書館に行くには交通機関を使わなければいけないところは珍しくないし。(逆に地方の方が移動図書館などの手段を使って歩いていける範囲で読みたい本を気軽に探せる状況を得られるよう工夫していたりするし)

 

本が無くてもネットがあれば情報収集するには困らないでしょうというご意見もありますが、ネットで正しい情報を得る為には「何を」検査すれば良いのかが分かっていないとゴミ情報やトンデモ情報に引っかかってまともな情報に辿り着けないのですよ。

(このあたりのことは林智裕さんが「『正しさ』の商人」で書いていましたね)

 

最低限「何を」検索すれば良いのかが分かっているとネットは便利なのだけど(今は公開されている一次情報をネットから得ることが出来る時代だし)全く何も分からない状態で情報を得ようと思うなら書店や図書館に行った方がいいと思うなあ。

書店の方がより顕著だけど(市民からの購読リクエストや寄贈書籍があるから100%防ぐのは無理にしても図書館は司書という強力なガードマンがいるから限られたスペースに置くに相応しい本をきちんと選別しているでしょうし)どんな分野にもまともな本とトンデモ本は存在するということがよく分かるから。

 

ビジネス書なんかは、トンデモとまともな本の区別が分かりにくいけど(それでも手にとってパラパラ捲れば分かるけど)、歴史とスピリチュアル(宗教関係をスピリチュアルと書くのは何か違和感があるけど)、メンタルヘルス関係は、見事なくらいトンデモとそうでない本の違いが分かり易いですね。

「大まかな括りをすれば確かに同じジャンルとしてカテゴリ分け出来るのだろうけど、これとこれが隣り合って並べられているんだ」

 という本棚はありますものね。そしてたまに書店での本の並べ方に書店員さんの意思を感じておかしみを感じる時がありますね。本屋さんも商売だから、取次から送られてきた本はきちんと並べるのだろうけど、

「この組合わせで隣り合って並べられているということは『そんなのあるかい!』とツッコミながら並べたな」

 なんてことを思ったりもします。