火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

ヒートショックへの用心が必要な季節

中山美穂さんが急逝されましたが、浴室で亡くなったと報じられたころで、死因がヒートショックではないかと噂されていますね。
元々、夏と冬は血行関係への負担が大きいから、異常が出やすい時期なのですよね。
習い事の師匠が
「この時期、守らなきゃいけないのは頭と心臓!首から上に負担をかけない!」
 と力説していましたね。心臓といえば、血液の流れを司るところですし、「首から上に負担をかけるな」というのは脳の血管が切れたら命取りだからですね。

訃報を受けて、早速ヒートショックの注意がまとめられていますね。

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以前にも注意喚起がまとめられていたけれど、こういう注意は何度あってもいいですものね。

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血行関係の異常だと、どうしても年配の方を思い浮かべるけれど、若い人でも結構ヒート死ショック体験者はいるようだから、注意は必要ですよね。

 

ヒートショック対策で、ドカベンの中で紹介されていたお風呂の入り方が参考になると言われていますが、ドカベンの作者って確か雪国の方でしたっけ。

togetter.comこういうお風呂マナーって、リスクヘッジも兼ねて伝えらえていたのでしょうね。

保守党発言から見えるおじさん達の願望

保守党党首の発言で、ふと思ったのですか、保守のおじさん達って「自分に都合良く動かせなくなると困るから無知でいさせろ」願望って強いのかな?

「女性は18才から学校に行かせるな」と言っているし。

結婚自体は、学校に通っていたって出来ますしねえ。

現実もそうだし、古い少女マンガだと高校の卒業後すぐ結婚する予定の主人公が

「結婚したからって、大学に行けないわけじゃないだろ」

 というパートナーの言葉を受けて大学に進学してるし。(結婚式の準備と受験が重なって大変そうだったけど)

 この辺り「結婚もしたいけど、勉強もしたい」という女の子の願望が見事に現れてますね。

 

保守党党首の発言、予想通り産経は報道に消極的だったので、そういえば産経って保守系の政治家と組んで性教育パッシングキャンペーンをやっていたな、と思い出したのです。

あれ、「過激な性教育」とパッシングにされた学校は、養護学校だったのですよね。

生徒が性に対して無知なまま被害にあわないように、健常者より理解力の低い生徒にも、ちゃんと伝わるように工夫した授業を槍玉にあげられていて気の毒だったなあ。

あれで「日本の性教育は20年遅れた」と言われてたし。

元首相の暗殺事件の後に報道された「統一教会と関わりの深い政治家」の中に、産経に「過激な性教育」キャンペーンをやらせた政治家の名前も入っていたし。

 

無知な人は、理不尽な言葉でも「それが正しいのだ」と信じ込まさせられると従いますからね。

 

保守党党首の炎上と同時期に、二つ炎上がありまして。

一つが、小学生の空手大会で、主審が「待て」と止めた後、セコンドからの指示で、背を向けた相手の後頭部へ蹴りを入れて、入れられた相手が救急搬送。

搬送された子の親が、抗議すると大会主催者は後頭部に蹴りを入れた側ではなく、抗議した側を処分しようとした件。

 

もう一つが、地下アイドルが突然脱退発表をした後に、運営側が

「あの発信は、本人がしたものではありません」

 と公表。その後、地下アイドルの親が本人のアカウントを使って、脱退発信をしたのは本人ではなく自分である事。

障害のある弟の就職面談について行かせる為に、辞めさせた、と説明した件。

 

 

 後者の方は、家族に障害をもつ人が

「就職面談前日のイベントなら、保護者も本人も兄弟もやることないので問題ないのでは?

就職面談当日でも、家族がついていくことで不利になることもあるし」

 と疑問を投げかけていましたね。

 

 立場が弱い人を自分の思い通りに動かしたい人は、少しでもそうならない可能性を潰したいのかな?

 狭い世界で同じくような価値観の人達ばかりに囲まれていると、自分の主張していることの方が少数派で非常識と見なされることに気づかないのかもしれませんね。

 

あ、補足なのですが、二つの炎上の後者の件

「障害のある弟の就職面談の前日だから、アイドルを辞めさせました」

 と、娘のアカウントから発信した親が

「見事な毒親発言」

「息子の就職面談の為に、娘から仕事を奪うことをかけらも不思議に思っていないところが怖い」

 と炎上したのは、親からの説明を読んだ人達が、脱退させられた子は、家族からヤングケアラーの役割を押しつけられているのじゃないか?と感じたからです。

 前から「ヤングケアラーが社会問題化したのは、女の子だけでなく、男の子も進学や就職の機会を奪われる例が出てきたからじゃないか?」と言われてましたからね。

「女の子は、家族の為に自分を犠牲にして尽くすのが当然」という価値観なら、親に進学や就職を潰されても何の不思議もありませんしね。

百田氏の発言から見る保守層の劣化

保守党の代表が、少子化対策で「30超えたら子宮摘出」と発言した件

発言が切り取りだと言い訳されないように発言前後も含めて動画が拡散されたので、あっという間に広がって、さすがに記事になったけれど、各紙の記事を読み比べると、スポーツ紙も含めて、やっぱり新聞ておじさんメディアなのだな、という感じですねえ。

気になることがあったら、一次情報にあたることが容易になった時代に、この記事の書き方じゃ、そりゃ新聞の部数も落ちるよね。

(そして予想通り、産経がこの件についてスルーしていて嗤う。そういえば、トランプ氏の勝利が決まった時

「きっと、敗れた理由を『多様性を嫌った』にする奴が出てくるぜ。女性や黒人が理由じゃないんだ」

 という言葉を見たけど、その後に、本当に新聞が「多様性への忌避」や「ガラスの天井」で記事を書いていて笑った。ここまで今の全国紙って紋切り型になっているのですねえ)

 

 百田氏の発言、SF好きが

「自分の発言が非難されない予防線にSFを使うんじゃねえ!本当に、SFを例に出して考えるなら『◯◯という作家の、△△という作品に、こういう描写があるのですが』という前置きをしてから、話す筈。

 あんなガバガバなレイシスト発言をSFと言うな!SFは、しっかりとした科学知識の土台があって、はじめて成り立つんだ!あんな知能の足りない発言をしている奴にSFが書けるか!」

 と怒り狂ってましたねえ。ディストピアSFとして名高い「侍女の物語」と百田氏の発言を比べると、そりゃSF好きは「自分の発言の言い訳にSFを使うな!」と怒りますよねえ。

 あんな雑なことディストピアSFでもしないもの。

www.hayakawa-online.co.jp

 それにしても百田氏、映像畑出身のくせに「侍女の物語」を知らなかったのかしらねえ。あれ実写化されているし、ドラマ配信もされているから日本でも簡単に観られるのですが。

www.hulu.jp

 そして百田氏の発言、どうしてこの国の少子化対策が上手くいかなかったのか、地方から若い女性が、どんどん流出しているのか、逆説的に説明しているのですよね。

 あの逆をやっている人の周辺では、若い世代に子供が生まれているし、若い女性が地元に根付いて頑張っているのじゃないですかねえ。

 

 あれ典型的な「女や若いのは、俺の言うことに従え。おまえは、もの知らずだから俺が教えてやる」発言ですよね。見事なぐらいな夜郎自大。あれを有り難がる人達に囲まれているのですねえ。

「素直に『女が人権を持っていると少子化が止まらないから、女から人権を取り上げろ』と正しく発言したら」

 と、皮肉られていましたが、複数の要因が絡む問題を、誰かを悪役にして単純に解決したい人の頭の中って、こんな感じなのですかね。科学的思考の出来ない人だな。

 

 要因の単純化や他責思考に加えて、政治家だったら、阻害要因だと判断したことの解決方法を提示して行動に移すことが求められている筈ですが、あの発言、自分で「私には、その能力がありません」と公言してるようなものだと気づいているのかなあ。

 何かを達成したり、解決したりする方法を「命令を与える」「従わない場合は、罰を与えて従属させる」やり方しか知らないのね。貧しい関係性の中で生きてますねえ。

 縦型ピラミッド系以外の関係性を学ぶ機会がなかったのかしら?

 

 あまりの発言に、いつもなら味方になってくれる筈の保守論壇の人達からも「あの発言は、ないわ〜!」とフルボッコされて、渋々発言撤回したけど、フルボッコされてからも延々と言い訳を続けるところが凄いなあ。

 

 美しさの欠片もない行動をする人が保守と称する時代なのね。

 

 

 

 

 

 

 

10月19日は特別な日

久しぶりに眼鏡を作ろうと思ったら
「今は、コンタクトレンズと併用されている方の作成はお断りしているんですよ」
 とのことだったので
「コンタクトの使用をやめてから三か月たったら、眼鏡を作れるのですよね?じゃあ、三か月後の予約をお願いします」
 と、予約を入れた直後、三か月後のその日が何の日だったか思いだしました。


 今日は、藤岡にも高崎にも追悼で足を運ぶ人が多そうだから、彼の人は、もうこの世のどこにもいないのだなあ、と嫌でも思い知らされる日に、新しく眼鏡を作るというのは、時間は元には戻りません、ということを理解するうえでも、大事なものを本当にちゃんと見ていますか?ということを確認するうえでも、なかなか良い選択だったかもしれません。
 まあ、この頃は歌声を聴くたびに、ああ、もう二度とこの声を生で聴くことはないのだ、と思ったりするのですが。
 亡くなったばかりの頃よりも、今の方がずんとくる寂しさがありますね。亡くなったばかりの頃は、衝撃の方が大き過ぎて感情がついていけなかったのかもしれませんが。
 それにしても彼の人が亡くなった日に
「ギュッと見ちゃいけません。大きく目を開いてほわっと見てください」
 という言葉を聞くというのは、何か象徴的でしたね。検眼の時の言葉なので、眼鏡屋さんにとっては、何の意図もない言葉なのでしょうけど。
大きく目を開いて、ふわっと全体を捉えるように見るよりも、ギュッと目に力を入れて見たいものだけを凝視するような思考が賛美される傾向にあるような気がするからかな?
 今日は眼鏡の予約以外で予定を入れたくなかったので、眼鏡屋さんを出た後は少し遠回りしてお詣りに行ってきました。
(眼鏡屋さんから少し行ったところに有名なお寺さんがあるので)
 お詣りするなら高崎の観音様の方が良いかもしれないけど、さすがに眼鏡屋さんが終わった後に行くには遠すぎました。
 やっぱりこういう日は、仏様に手を合わせたくなりますね。
 

パリ五輪、フェンシング会場から見える日本の技術

フェンシング、日本大活躍ですね。加納選手が金メダルを獲得したグランパレは、1900年パリ万博の時の会場を、オリンピックに向けて改装して競技会の会場として使用しているのですが、天井がガラス張りなのですね。

なので陽の光をよく透過するので、太陽の光で眩しくて試合ができなくなる事を防ぐために、オリンピックの間は天井を布で覆っています。

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これを実施したのが、日本企業の太陽工業さんなのだそうですね。グランパレの美しさを際立たせる機能美を日本企業が作りだした場所で、日本人が優勝するというのは、

なんかいいですね。

これを実施しているの

総合馬術、メダル獲得

馬術って、基本貴族のスポーツだから(前回、日本がメダルを取った時だってバロン西こと西男爵ですものね)、日本には不利ななか快挙ですねえ。

 

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 メダルを取った馬は、JRAが購入したものだから

競馬ファンのハズレ馬券がメダルに化けた」

 と、言われていて、ちょっと笑った。馬術はお金がかかるから、競馬ファンは今回の快挙を誇っていいよね。

ゲーム産業構造から見える「アサシン問題」

私はゲームをやらないので(単純に楽しむ才能がないので)、影響力の大きさが全くわからないから、この解説が面白かったです。

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産経をはじめとするこの問題を扱ったメディアの後追いとずれっぷりを見ると、歴史でもゲームでも「何が問題なのか?」がすぐに分かる人が少ないのじゃないかな?

クールジャパン政策について

「マンガやアニメ、ゲームなどのエンタメ関係が何故あんなに海外で受けたからというと国が絡んでないからだよ。

国は余計なことをしないで製作者の権利を守るという得意なことだけを集中してやればいいのに」

 という言葉を聞いたことがありますが、メディアも含めたこの問題に関するアンテナの低さを考えると当たっているのでしょうね。