保守党党首の発言で、ふと思ったのですか、保守のおじさん達って「自分に都合良く動かせなくなると困るから無知でいさせろ」願望って強いのかな?
「女性は18才から学校に行かせるな」と言っているし。
結婚自体は、学校に通っていたって出来ますしねえ。
現実もそうだし、古い少女マンガだと高校の卒業後すぐ結婚する予定の主人公が
「結婚したからって、大学に行けないわけじゃないだろ」
というパートナーの言葉を受けて大学に進学してるし。(結婚式の準備と受験が重なって大変そうだったけど)
この辺り「結婚もしたいけど、勉強もしたい」という女の子の願望が見事に現れてますね。
保守党党首の発言、予想通り産経は報道に消極的だったので、そういえば産経って保守系の政治家と組んで性教育パッシングキャンペーンをやっていたな、と思い出したのです。
あれ、「過激な性教育」とパッシングにされた学校は、養護学校だったのですよね。
生徒が性に対して無知なまま被害にあわないように、健常者より理解力の低い生徒にも、ちゃんと伝わるように工夫した授業を槍玉にあげられていて気の毒だったなあ。
あれで「日本の性教育は20年遅れた」と言われてたし。
元首相の暗殺事件の後に報道された「統一教会と関わりの深い政治家」の中に、産経に「過激な性教育」キャンペーンをやらせた政治家の名前も入っていたし。
無知な人は、理不尽な言葉でも「それが正しいのだ」と信じ込まさせられると従いますからね。
保守党党首の炎上と同時期に、二つ炎上がありまして。
一つが、小学生の空手大会で、主審が「待て」と止めた後、セコンドからの指示で、背を向けた相手の後頭部へ蹴りを入れて、入れられた相手が救急搬送。
搬送された子の親が、抗議すると大会主催者は後頭部に蹴りを入れた側ではなく、抗議した側を処分しようとした件。
もう一つが、地下アイドルが突然脱退発表をした後に、運営側が
「あの発信は、本人がしたものではありません」
と公表。その後、地下アイドルの親が本人のアカウントを使って、脱退発信をしたのは本人ではなく自分である事。
障害のある弟の就職面談について行かせる為に、辞めさせた、と説明した件。
後者の方は、家族に障害をもつ人が
「就職面談前日のイベントなら、保護者も本人も兄弟もやることないので問題ないのでは?
就職面談当日でも、家族がついていくことで不利になることもあるし」
と疑問を投げかけていましたね。
立場が弱い人を自分の思い通りに動かしたい人は、少しでもそうならない可能性を潰したいのかな?
狭い世界で同じくような価値観の人達ばかりに囲まれていると、自分の主張していることの方が少数派で非常識と見なされることに気づかないのかもしれませんね。
あ、補足なのですが、二つの炎上の後者の件
「障害のある弟の就職面談の前日だから、アイドルを辞めさせました」
と、娘のアカウントから発信した親が
「見事な毒親発言」
「息子の就職面談の為に、娘から仕事を奪うことをかけらも不思議に思っていないところが怖い」
と炎上したのは、親からの説明を読んだ人達が、脱退させられた子は、家族からヤングケアラーの役割を押しつけられているのじゃないか?と感じたからです。
前から「ヤングケアラーが社会問題化したのは、女の子だけでなく、男の子も進学や就職の機会を奪われる例が出てきたからじゃないか?」と言われてましたからね。
「女の子は、家族の為に自分を犠牲にして尽くすのが当然」という価値観なら、親に進学や就職を潰されても何の不思議もありませんしね。