火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

理不尽には抗う 

デンデラ」が無料公開されていると知っておおお!と喜んでしまった。

知った人達のこの盛り上がりがうんうん、納得出来てしまうんですよね。

なに!?デンデラ観たことがない!?今すぐ観な!!!!

山に捨てられたババア50人が必死にサバイブしながら、捨てられた村に復讐する話なのですが、とにかく出て来るババアが全員かっこいいのなんのって。

熊の片目を潰す浅丘ルリ子や、隻眼の倍賞美津子が観れるのは間違いなくこの映画だけ!

 

デンデラはただのネタ映画じゃないよ 姥捨て山を描いた『楢山節考』って映画があって、その監督の息子がデンデラの監督だったり、楢山節考に出てる倍賞美津子デンデラで繋がりを匂わせる描写があったり、PVでも老人を山に捨てる倫理的是非とか描いてて 蓋を開けたらババァと熊のデスマッチですよ

 

楢山節考」のその後を描いたような映画「デンデラ」鑑賞。草笛光子の100歳は元気すぎて無理あるし、倍賞美津子はパイレーツみたいな眼帯してるし、デンデラを襲う熊は良く出来た気ぐるみレベルだし、有名女優大勢使いすぎて逆に安っぽくてツッコミどころ満載なんだけど100点中80点あげたい。

 

デンデラはツッコミどころ多いけどそれを上回ってカンストするパワフルな戦うオバアたちが見られるのでおすすめ

 

こんな映画、もう二度と撮られんやろなって映画は世の中にいくつかあるが、デンデラは間違いなくその一つやで。

 

togetter.com

  世の中には、理不尽なことは沢山あって「仕方ないんだよ。そういうものなんだよ」と納得させられてしまいそうな時「そんなの納得できるか〜!━━━ヽ( `皿´ )ノ━━━━!! 」と理不尽に抗う人達の映画を観るのはいいと思う。(^O^)

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ヤングケアラーという形の虐待

これも虐待の一種だと思うけど、とくに女の子だと「家族の為に」「親孝行」という美名の元に当然のことだと思う人もいるのでしょうね。

www3.nhk.or.jp

しかし、母親には

「お父さんは海外、私も日中働いているのよ。介護をできるのはあなたしかいないでしょう」

と言われたといいます。

その時の気持ち、母親のことについて、アオイさんはこう打ち明けてくれました。
アオイさん
「私の家は祖父母が親のような存在で、母親は仕事ばかりで育児も家事もほとんどしていませんでした。

介護についても無理解で実際、なにもしてくれませんでした。腹も立ちましたが、親がお金を稼いでくれていたので、私がするしかないのかなと」

これ、虐待だよねと思うのは親の言葉が、まんま仕事を理由に妻に介護を押しつけている夫の言葉そのものなんですよね。

これをやられて家庭崩壊や熟年離婚につながった話なんて、ゴロゴロあるもので介護は妻一人に背負わせるのではなく、夫婦で力を合わせて行うものというのが常識になりつつあるのに、親が自分より力関係で弱い子供に向かって言っているのだものなあ。

自民党のー憲法24条の改正草案、あれ普段与党支持の人も「あれが通るなら支持をやめる」と言うくらい問題視されているんですよねえ。

社会保障費の増大もあって、福祉を家庭に押しつけたがる政治家や学者は多いけれど、虐待問題に関わってきた人達は

「虐待される子供が逃げること禁ずる法を成立させる気か」

と怒り狂っていたなあ。

まあ、憲法24条を改正させたがっていた人は虐待に苦しむ子供の姿なんて目に入らないでしょうけどね。(´-ω-`)

こうした生活の中でも、アオイさんが諦めたくなかったものがありました。大学への進学です。

祖父母の介護は、いつかは終わる。介護を理由に大学への進学を諦めたら、自分の中には何も残らないような気がしたからです。

だから、どんなに介護が大変でも、家事が忙しくても、祖父や祖母の枕元で、時間を見つけては問題を解きました。

その結果、念願の第1志望の国立大学に合格することができました。「うれしい」久しぶりに心の底から喜びました。

しかし、合格を伝えた両親から言われたのは、「残念だけど、行けないのわかってるよね」ということば。

覚悟はしていましたが、両親は大学の合格を喜んではくれませんでした。

第1志望の大学は、県外にあったため、両親たちは祖父母の介護を理由に反対したといいます。

進学したいと何度も訴えましたが、最後まで両親は認めてくれませんでした。

結局、アオイさんはこの大学への進学を諦めました。自宅に届いた合格証書は泣きながらシュレッダーにかけたといいます。

 虐待というと暴力や性虐待など身体に与える虐待を連想する人は多いけど、虐待問題に取り組んでいる人達からは経済虐待についても問題視する声があがっているのですよね。

これ経済虐待ということが、どういうことなのか理解しにくい人にとっては格好のいい事例ですよね。

アオイさんが、祖父母の介護をする中で、唯一救われたと感じた時があります。


高校3年生の終わりごろ、はいかいして保護された祖母を迎えに警察署に行った時のことです。

アオイさんから状況を聞いた警察官は「ひとりで見るなんて無理だよ、つらいに決まっているよ」と言って、相談窓口を紹介してくれたのです。

このとき初めて、介護保険制度を使ったサービスを受けられることを知りました。

これ、家族は「介護の為に希望大学への進学を諦めるのは当然」という対応なのに、他人は置かれた境遇に同情して支援を受けられる方法を教えてくれたというのが、この手の問題の典型パターンで嫌になりますね。

それにしても百歩譲って、仕事があるので介護を子供に頼らざるをえなかったにせよ

子どもの負担が減るよう介護サービスの利用法を調べることくらい親ならできたと思うけれど、それをしなかったあたり、この親にとって育児も介護もアウトソーシングして人に任せるもので、育児は妻の両親が、介護は娘がするものだから、自分の時間を割いてまですることではないという姿勢が見えてしまうのですよね。

介護をしていた時は、つらいことが多かったといいますが、大変なことばかりではなかったといいます。唯一自分の居場所を感じられた瞬間でもあったといいます。
アオイさん
「食事を作ったり、洗濯したりすると、まれに祖母から『ありがとう』って言われるんです。誰にも理解してもらえない中で、そのことばが唯一の支えでした。ただ、今は私がしてきたことは『家のお手伝い』ではなく、介護という『労働』だったんだと理解しています」

この両親にとっては金銭の発生する労働だけが、労働だったのでしょうけど、客観的に見るとこれ労働力の搾取ですよねえ。

かつては、専業主婦一人に介護の担い手を押しつけていたことが、専業主婦が減った結果、子供が担い手を求められるという、家庭内での立場の弱い方から、より弱い方へ負担が押しつけられる嫌な構図は変わっていないのですね。(´-ω-`)

アオイさんのように家族の介護をする子どもたちは「ヤングケアラー」と呼ばれ、ようやく国や自治体が支援に動き出しています。

しかし、専門家は「ヤングケアラー」の問題が表面化してこなかった理由のひとつに、アオイさんのようなケースがあると指摘しています。

濱島教授
「アオイさんのように共働きの両親がいて一定の収入があると、そもそも支援の対象だと認識されず、問題が表面化しづらい。本人たちからすると、目の前の大事な家族の命を大切にすることは、人としては当然のことです。

ただ、子どもたちの人生への影響は本当に大きいものです。学校の中にスクールソーシャルワーカーを配置するなど相談窓口を設けるといった仕組みを考えていく必要があると思います」

 この彼女の場合は、祖父母が元気だった間は「子ども」をやれていた時代があったけれど、子ども時代を持つことすら出来なかった人の例もあるからなあ。

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国も拙いと思ったのか、ようやく調査を始めたけれどどこまで対処できるのかなあ。子ども庁が成立すれば、包括的に子どもに関する問題を扱うようになる筈だから、こういうことについても、きちんと対処できるようになるのかしら?

秋田の映画館の絵看板ジブリ展へ

こういうのは、なんとなく嬉しくてワクワクする。絵看板少なくなりましたものね。

地方の映画館の頑張りが認められるのは嬉しいですね。(*≧∀≦*)

さあ、覚悟を決めてお知らせ致しましょう。昨年秋の『風の谷のナウシカ』上映時に当館で作成致しました絵看板が、なんと来週より銀座にて開催される『アニメージュジブリ展』で展示される事となりました。

地方の小さな映画館の絵看板が、まさかの晴れ舞台に飛び出します

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 そして絵看板の中に、必ず不思議な生き物がいるところが楽しい。こういう悪戯ができるのは絵看板ならではですものね。

animage-ghibli.jp

 

ご報告です。本日はてっぴーの7歳の誕生日!千葉の小学校で生まれた白色の輝く毛玉うさぎが、7年間でこんなに立派な映画館うさぎとなりました!

これからも劇場ロビーでのんびり気まま暮らしを送って参りますので、皆様どうぞよろしくお願い致します!

 

不思議な生き物がいてこその、御成座絵看板ですから

 

もはやヒッチコック映画と同じですね

 

 

 ヴァレンティの動画製作スタッフは11歳の少年に解説できるのか?

 ヴァレンティの炎上キャンペーンがあった後にこれを見つけるともの凄くタイムリーだなあという気がしますね。

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あの動画、「この詩を11歳の少年に伝わるように解説できる人だけが草迷宮のオマージュを作りなさい」で、あの炎上動画を「草迷宮をインスピレーション源として」と言われるとまったく納得できないんですよねえ。

あの動画のいったいどこが草迷宮だというんだ。どの考えても、あれを作ったスタッフ達が、この詩を自分なりの解釈でいいから11歳の少年に伝わるように解説できるとは思えないんですよね。

語れる言葉を持たない人が「クライアントの求める日本」を求めて「かつて外国で上映されて評価を得た映画」の中から題材を選んで大失敗したという気がしますね。

これ児童書なんだけど、この寺山修司の詩を「どういう意味?」と聞かれても、私には上手く答えられなかった。 11歳にも伝わる解説、大募集。

 

私が感じた事を全く言語化できなかったので、リプ欄と引用を息子と読んで感動してます。息子もいつかこの詩の意味がわかる日が来るのかもしれませんが「読む人によって、こんなに違うんだね」と驚いていたのでそれがわかっただけでも良かったと思います。Twitterって凄い…

 

息子と共有しました。あえて解釈は見せない方が良いのではないかというご指摘も確かにその通りなのですが、結果的に見せて良かったです。

息子は今日、一つの詩にこんなに色んな解釈があって正解はなくていいんだということ、また、自分の中でも解釈は変わっていくものだと知り、衝撃だったようです。

 

そして何より、親切な大人達が自分の為に(と息子は思ったようです)こんなに沢山リプや引用をくれた事にすごく感激していて、私がそれらを読み上げると真剣に耳を傾けていたし、最終的に

「今の僕はこう思うけど、きっと考え続けると思う」

と言っていました。素敵な一日でした!有難うございました!

  

 

本当は、などと言っても仕方ないんだけど、本当は詩を説明するなんて野暮なんですよ。なら最初から詩にしないで説明すればいいんですから。

いまだ名付けられていない感覚や感情をなんとか人に伝えようとするとき詩が必要になるんですよ。

 

 

 

公務員がマタハラされる国

これで、この国の少子化が何故止まらないのか分からない人がいたら嗤う。

そういえば以前京都でハローワークの職員が大量に雇い止めになったことがニュースになっていましたね。

この国は、本当に面白い冗談が好きな美しい国ですね

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昔は公務員て女性が結婚して子供を育てながら仕事を続けられる数少ない職業の一つだったんですよね。

よしながふみさんの「愛すべき娘たち」の中で、中学時代の思い出のシーンで

「私、将来は公務員になる。公務員は結婚して、子供が生まれても働けるってお母さん言っていたもの」

 と主人公が話していましたね。まあ、あの話のお母さんが若い頃は、石を投げれば非正規公務員だの、過重労働で心身ともに壊れた公務員だのに当たることはなかったでしょうしね。

 

 Aさんは、自治労かながわ県職労に加入して神奈川県と交渉しているが、県の担当者は交渉の場でも「民間であれば法違反であることは承知している」とも述べている。

 神奈川県は、県下の事業所に対しては、「マタニティ・ハラスメント、パタニティ・ハラスメントのない職場づくりを神奈川から!」(県HP)「働き続けたい女性のために」「応援します!ワーキングマザー」と相談・カウンセリングなどの事業を実施しているのに、他方で、自ら任用する職員の労務管理に対してはこれを反映せず、マタハラ・雇止めを行っているのだ。

 本来であれば、模範となるべき神奈川県が、民間では法違反であること承知しながら、平然と行い、10年以上勤続してきた労働者の雇用を平然と打ち切るとは、異常である。

 そして、上記の法の不備がある(公務員の壁・非正規の壁)ため、Aさんのように、妊娠・出産などを契機に雇用を奪われる非正規公務員は、神奈川県以外にも多数存在するのだ。 

 

 

 

ヴァレンティノ、炎上

 ヴァレンティンの炎上、何故あれが起こったかについて考えている。

SNSで物議を醸していた」と評されていたけれど、あの写真と動画を見て、こういう反応が出ること自体は不思議ではないのね。

ただの綺麗な布ではありません。 沢山の人達の手を経て帯は出来るのです。 糸を作る人 染める人 図案を考えて起こす人 整経する人 織る人  その布を整えて縫う人 他にも沢山の人の時間と技が一枚の帯には有ります。 大切にして欲しい。

 

生地や素材の作り手へリスペクトを示すどころか、ディスリスペクトするような広告を作った感覚が理解できない。ただちに撤回、謝罪を求めます。

 

なんだろう、普段着物着る機会なんかないけど帯とか着物を地べたに敷いて踏んだり座ったりとか凄く抵抗あるわ

 

どの国の人でも自国の民族衣装を他国の有名ブランドが大々的に踏み潰してたら憤慨しますよ。 全然大袈裟じゃないし、これが問題にならなかったら日本ヤバい。

 

イギリスでチェック柄の布を踏みつける表現してみろ 柄ごとにどこぞの家の家紋扱いとか有るからくっそ炎上するぞ

海外ブランドならそこらへんの知識はあると思うんだが、イタリア発祥で60年程度しか歴史ないと配慮も至らんのかもね。 

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 まあ、着物好きでない人でも「なんとなく嫌だ」と思う人がいても当然だし、ヴァレンティノというブランドに対しても、こういう反応が出ること自体も不思議ではない。

絨毯でもない布を、しかも民族衣装の布を、こういう風に扱うセンスはファッションブランドとして「無い」わぁ…w

 

キレイな布なのにもったいないなあ これでエコについての意識も高いとか言われだしたら鼻で笑う

 

民族衣装は最上位の礼服だってファッション業界の人間でも知らないんだろうか アイデンティティ絡む物、雑に扱ったらそりゃ炎上するって

 

どんな広告も何が炎上するかわからないってこのご時世いろいろ痛い目みただろうに…民族衣装とか他国の文化に関係するものなんてめっちゃデリケートなもんだろうに…日本人のモデルに帯踏んづけさせて何を表現したかったんじゃヴァレンティノ…

 

職人の手仕事を足蹴にする企業がまともなものを作れるとは思えませんねえ。

 

民族衣装の国を変えてみてどういう反応があるのかって考えたらヤバさがわかると思うが。

それこそBLMだなんだで大盛りあがりな昨今の状況からして、アフリカの民族衣装でやったら、たとえ踏んでるのが同じ国のモデルだとしてもぶっ叩かれるところですまない大炎上になると思うがね。

 だから、慌ててヴァレンティがキャンペーンを中止して、動画を削除することについても不思議はないのだけれど、あれを「映画『草迷宮』をインスピレーション源に撮影」と言われると、おいおい、という気分になるのね。

 あれのいったいどこが「草迷宮」なんだって感じですね。「草迷宮」って寺山修司の美意識と才能あっての映画だから、寺山修司の意図を理解していないと、海上に出ている部分だけを見て氷山の大きさを理解していると思っているような理解になってしまうんでしょうね。

オマージュやパロディって、制作側に元作品への愛と敬意がどれだけあるかモロにでてしまうから難しいんですよね。

愛と敬意がなくても、理解があればまだいいのだけれど、これ元作品もあまり理解していないよね。

あれねえ、「帯の上を走って逃げる」というのは帯が象徴してるものがあるのよ。

だから「帯の上を走って逃げる」が説得力があるんでねえ。

あれは、どちらかというと「帯に導かれて逃げる」なんですよ。意味が分かっていないで、形だけを似せているから帯が象徴するものへの敬意ではなく侮辱になっているの。

https://youtu.be/91VN172ejOE?t=505

カメラマンが外国人だから、寺山修司の意図を読み取れなかったかもしれないけれど、スタッフには日本人がいましたよねえ。

草迷宮」を観ていなかった人がほとんどなのかな?資料として差し出された写真だけを見て判断したのかな?

寺山修司はすごくアンビバレントな愛情表現をする人で別の作品についても、川本三郎が「夢の日だまり」の中でこう評しているんですよね。

不安と恍惚。母から逃れたいという夢と、母に探し出して欲しいという夢。

寺山修司はその一瞬のアンビバレントを知っている詩人である。”母”のやさしさと”母親”のうっとうしさを知っている日本の男である。

 

寺山修司の映画の中でも『田園に死す』が最高傑作たりえているのは、この”母”のやさしさと”母親”のうっとうしさがもっとも美しく、懐かしく描かれているからに他ならない。

 

故郷を捨てて東京に出て行った「私」は、最後、再び、故郷の母とともに黙々と向かいあって食事をする。

「私」は、母の重荷から逃れて、東京という自由な都市へ出て行った。しかし、精神的には「私」は母を捨てることは出来ない。

 

”誰か母を想はざる”。「私」は、もう一度、母と食事をすることによって、母からの逃亡と母への帰還という矛盾を一挙に乗り越える

 

このとき、私たちは思う。寺山修司は、本当は、母親から逃げたかったのではない。本当は、鬼=母親に見つけて欲しかったのだ、と。

 

 同じ人に対する愛と嫌悪を同時に表現できる作家よ、寺山修司って。

愛だけではない。嫌悪だけではない関係を表現できて、しかもその表現を生み出す為に七転八倒した作家よ。

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」という和歌を作る人のセンスがあっての草迷宮だし、ヴァレンティノのキャンペーンにはそれがない。

2015年の寺山修司生誕80年記念オフィシャルイベントには、宇野亞喜良元ちとせSUGIZOあたりも参加していたから、寺山修司が亡くなった後に生まれた人でも知っている人は知っているし、好きな人はもの凄く好きなんですよね。

www.diskgarage.com

 ビジュアルだけを真似して使いたいなら、「毛皮のマリー」ではなく「黒蜥蜴」にすればよかったのに。

 どちらも美輪明宏さんが演じているし、どちらも傑作だけど、美輪さん以外も何人も主役を演じている黒蜥蜴と違って、毛皮のマリーは美輪さん以外で演じた方は思い浮かばないんですよねえ。

黒蜥蜴の美しさや哀れさは理解されやすいけれど、毛皮のマリーはそれに醜さや嫌悪感も混ぜるから、人によってはとっときにくい作品なんですよね。

イカに塩をかけることにより甘くなるように、醜さや人が嫌悪感を抱くものも混ぜることによって、そのものの美しさや素晴らしさをより引き立てるという手法を取るのが寺山修司なんですよねえ。

だから見かけだけ、寺山をなぞったりしたら、大炎上しても何の不思議もないの。寺山修司の精神性を理解しないと。

 

いや、ほんと何でこんな難しい人を参考にしたんだろ。ダイバーシティの表現に寺山修司をヒントにするって、よほど自分の表現に自信のある上級者しか出来ないわ。

しかも広告なんですよね。限られた人が自腹を払って観に行く舞台演劇とは違うんですよね。

ダイバーシティという言葉の底の浅さを表現するだけに終わりましたね。本当に寺山をヒントにダイバーシティを表現出来たら、傑作になっただろうけど、ビジュアルに惹かれて意味を理解しないまま形だけ真似るスタッフでは無理でしょうね。

こういうのってヴァレンティノのキャンペーンに限らず、ダイバーシティ関連ではよくありそうですね。

よく出来ているものの良さを、何故いいのかちゃんと理解しないまま、形だけ真似て失敗するやつ。

そういう意味ではよい他山の石になりましたね。

 

歴史的建造物

 建築学生さんが宿泊できる歴史的建造物一覧表を公開してくれたことで集合知

集まったのだけど、こういうのは建物好きには助かるよねえ。(^◇^)

 これ見ながら旅行計画を練るのはワクワクしそう。まだまだ遠出は憚られる時だから

こういう時に旅行計画を沢山練っておくのはいいのかもね。

 

togetter.com