慶應が出した食の支援のプレスリリースに対して
「生活困窮者と女子学生に対する食の支援に差があり過ぎる。これは支援が必要な層の男子学生に対する性差別だ」
と批判が起きた時、何か意図があるのかな?慶應首脳陣の生活困窮者に対する解像度が低いだけかな?と思ったけれど、こんな提言を文部科学省に出しているところを見ると、後者だったみたいですねえ。
中教審の部会で慶應の塾長が国立大の学費を年150万円にしようと提言した事件
— 諸隈元シュタイン (@moroQma) 2024年4月18日
「年収が高い世帯の高校生ほど学費の安い国公立志望の割合が高く、低所得世帯の子の教育機会が狭まるから、国私の学費差をなくした上で奨学金制度を拡充し、機会格差を減らしていきましょう」って話はしてなかったから驚いた pic.twitter.com/rUJNCN3MdG
慶應首脳陣、生活困窮者だけでなく、今の世の中全体や、この国の未来に対しての解像度が恐ろしく低いんじゃない?(´-ω-`)
慶應の学長、少子化の進むこの国の現状と各私大の経営、海外に比べて乏しい研究費用など、色々考えたうえで提言してるのだと思うけど、奨学金返済の為に副業で風俗していたことがバレて、保育士を首になったというニュースが流れるこの国で、
「国公立の学費を私立と揃える為に100万円増額しましょう。増える負担は奨学金を整備しましょう」
という提言が、どんな反応を呼ぶか見えなかったのかなぁ。
慶応の三田会ネットワークの強さは有名だから、「将来のビジネスを考えるならここで人脈を広げておく方がいい」と事業の後継者でもある自分の子供を進学させたがる経営者は多いし、サラリーマン家庭だとしても余裕のある階層の人達が多いというイメージがあるから、余計にこの提言は反発を呼ぶのでしょうね。
提言した学長に、そういうつもりはなくても
「パンがなければ、お菓子を食べればいいのに」
と同じくらい現実を知らない貴族の発言だと思われてしまうのは仕方ないですよね、これ。学長の経歴からは進学に際して学費への苦労があったようには見えないし。
それにしても私大トップの大学の学長の奨学金に対しての認識がこの程度では
「親が金持っているのに、金を出してくれない。奨学金を受けたいけど、親の年収が高いから奨学金を受けられない。
世帯分離してもダメだから進学を諦めるしかない」
という嘆きが解決されることはないでしょうね。
「