共同親権法案がDV家庭の子供であった立場の人達が軒並み反対していたのに成立してしまったのを見て、虐待防止イベントで
「虐待防止について政治家を頼っても無駄です。あの人達は子供よりも票田の方が大事です。選挙権のない子供のことなんて考えてません」
と、きっぱり言われていたことを思い出しました。
虐待の4分類の中で、宗教2世を含んだ文化的虐待の説明の時、出てきた言葉だけど、このイベントから7ヶ月後に起きた元首相暗殺事件で、この言葉は正しかったことは証明されてしまっているのですよね。
政治家は、苦しむ子供よりも票田が大事。だから宗教2世の問題もヤングケアラーの問題もなかったことにしたい人達が隠せなくなるまで、大きく取り上げられませんでしたものね。
だから反対派が、どんなに危険を訴えてもやっぱり成立してしまったのでしょう。
元首相暗殺の後、親の宗教問題で苦しんだ人達が
「けっして元首相の死を喜んでいるわけではないけれど」
そう前置きしながら
「今回のことがなかったら、自分達の存在は無視されたままだったろう」
と、一人の死で、世の中が自分達の苦しみに気づいたという事実に対する複雑な心境を語っておりましたね。
だから、この法案を可決させたがっていた側のメリットが大きい限り、この法によりデメリットを受ける側の被害がどれほど大きくても、その被害は無視されることとなるでしょうね。