火曜日の思索メモ

思ったこと、考えたことの記録です。

文系情報発信者の科学知識不足

しかし、こういうのを見るとメディアのコロナ報道にトンデモが目立つのは「知識がなくて専門家の言うことが理解できなかった説」の信憑性が増すなあ。( ̄O ̄;)

どうも原発絡みで議論があって、そこからどれだけその記事に信頼性があるのか?という文脈で出てきた会話らしいけれど、岩波の「科学」に経済されたものを科学論文と言ってしまったら拙いでしょう。

 

togetter.com

岩波の「科学」あれ、科学読み物誌であって学術誌ではないし、そもそもあの雑誌、原発事故の後、科学的な誤りのある記事を何度も載せていることで有名なんですよねえ。

(まあ、「科学」に掲載されたから科学論文と言っている人、そもそも査読の意味を理解していないようだけど)

岩波、完全文系なのか、文学歴史系は強いけど科学系はいまいち弱いよね。科学系は執筆者が誰かを確認してから読んだ方がいいかも。

それにしても社会学、面白い仕事をする誠実な研究者も多いのだから、社会学の評判を落とすようなことはあまりして欲しくないなあ。

無知の知って、ほんと大事ですよね。(´-ω-`)

 

社会学と言えばコント、デュルケム、ブルデューの研究が有名だけど、本来は机上の空論ではなくきちんとした統計やデータを用いて行う真っ当な学問であるという事はいちおう学士(社会学)としては伝えておきたい…

 

こういう文脈で具体的なお名前を出すのも気が引けますが、都市化、高齢化などを対象とした社会学には金子勇先生など、まともな社会学者が沢山おられますよ。

介護保険制度の設計や運用調査等にも関わっておられますし、人口動態や介護者数、介護コストなどは計量的に扱いやすい分野ですので。